もう4年も前に書いたこの記事が、毎年3月になると未だアクセス数が爆上がりになるので、今回続編を書いてみることにしました。

前回記事
花粉症対策「鼻うがい」100円ショップで便利グッズ発見

鼻うがいといえばインドでは日常的な習慣であり、鼻うがいに使う容器をネティポットと言っています。インドでは元々ヨガのエネルギー流路浄化法のひとつ。日本も数年前から空前のヨガブームが到来し、その影響か雑貨屋さんなどでネティポットをみかけることが増えてきました。

ネティポットは単体で2千円ぐらいが相場であり、ちょっと試してみるには勇気がいる値段です。そして見た目も単純な作りですので『これだったら100円ショップに代用品があるんじゃない？』と考える人が多いのでしょう。わたしも4年前の当時そのような質問を患者さんから受け、100円ショップに代用品を探しに行ったのが始まりでした。

鼻うがいの花粉症に対する効果は

1.ぐじゅぐじゅの鼻がスッキリする。
2.もやもやしていた頭がスッキリする。
3.鼻通りがよくなる。
4.花粉症による喉の炎症が沈静する。
5.目のかゆみも軽減。
6.くしゃみの回数が減る。
7.併発しがちな風邪にも効果的である。

などがあり花粉症に対して十分な効果を得られます。

また通常の口うがいとの違いは、口うがいは口腔内と中咽頭までの限られた洗浄しかできないのに対し、鼻うがいは鼻腔から上咽頭部まで洗浄することが可能なのです。鼻腔から上咽頭に付着する花粉を洗い落とすことでアレルギー症状をグッと減らすことができます。

鼻うがいの効果や洗浄液の作り方、その他の詳しい事は前回の記事に書いてありますのでそちらをご覧ください。
花粉症対策「鼻うがい」100円ショップで便利グッズ発見

さて、100円ショップ鼻うがい代用容器に話を戻しましょう。

最初に発見したのはこれ

初心者にお勧め

・ダイソー化粧水スポイト

こちらの容器は押し子がついている注射器のようなものです。20ml水を入れられるので一度の洗浄水量には十分な量です。付属の針は使いません。ノズルが鼻の穴にちょうど良い大きさです。

よって鼻からの液漏れも少なく済みます。
※個人差はあります

水をうまく鼻から吸えない、怖さがある方は少しずつ押し子を調整して鼻の中に注入してみましょう。

一洗浄ごとに毎回容器に洗浄液を吸い上げ補給しなければなりませんので、少し手間ではありますが初めて取り組む方にはお勧めできます。左右交互に行ってください。

勢いよくやり過ぎると中耳炎等トラブルになる可能性がありますのでご注意ください。

やっぱり専用容器が一番です

色々ご紹介しましたが、やはり専用容器の使い勝手にはかないません。今回まとめて購入しましたので、当院通院中の方で鼻うがいに興味がある方、100円容器ではうまくいかなかった方、また通院中でない方にもご興味ある方に販売しますので、この記事を読んで欲しいと思った方はどうぞお求めください。

この容器は前回の記事でご紹介したものとほぼ同じものです。ノズルが鼻にフィットするようになっており、チューブが折れ曲がっていることで洗浄中の頭の傾きが調整しやすく便利です。

また容器に弾力があり圧力を調整しやすく、さらに容器底に圧力弁がついていて、これを押すと水が押し出される仕組みになっています。さすが専用容器といった感じですね。
1,100円(税込)でお求めやすく販売しております。

というわけで4年越しの鼻うがい記事第二弾でした。
カトセイの花粉症対策は患者さんに好評で良好な結果を得ています。
鼻うがいはカトセイ花粉症対策のひとつの方法で、その他食事方法やビタミンCの摂取など他にも対策方法があり、実践することで長年悩まされていた花粉症状が軽減もしくは消失している方が結構いらっしゃいます。特にカトセイ花粉対策で自信がもてたのは、建設現場で働いている患者さんたち複数名、すべての方に効果があったとフィードバックをいただけたことです。

鼻うがいはその中でもコストをかけず始められる手軽な養生法です。また鼻うがい単体でも十分に症状軽減の効果を体感する事ができます。もう少し花粉の季節は続きますので、花粉症状でお悩みの方はぜひトライしてみてください。