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パソコンによる目の疲れにはアイシングが効果的です

  • コンディショニング
  • 2020.09.09

パソコンによる目の疲れにはアイシングが効果的です

パソコン業務が主流の現代、それによる目の疲れは多くのビジネスパーソンを悩ませている現代病の一つです。
パソコンが発する光や細かい情報を目で追う事で、目の疲れが異常となり眉間周辺に曇りがかったような何とも言えないどんより感が襲ってきます。ひどくなると頭痛にも発展していきます。
ブルーライトをカットする眼鏡だったり、パソコンの発する光を優しくする画面調整など色々と対策が出ていますが、軽減はするものの相談件数は未だ多く寄せられます。

この症状に、当院がお勧めしている対処法は「目のアイシング」です。
目を氷で冷やすことにより、パソコンからもらう光や目の疲れを取り除きます。

小さな文字を目で追うのは、目の運動が過剰になり疲れがたまる、つまり運動エネルギーが過剰になり目が疲労蓄積するということです。
また光も同様に、許容範囲の光エネルギーを越えて目に入ってくれば、光エネルギーの許容オーバーで目が疲れていく、ということになります。

そして運動エネルギーも光エネルギーも、形は違えど、どちらも同じくエネルギー過多であり、それらは総和して“熱エネルギー”という形に転換されます。目が疲れた時に、目の奥が熱く感じるのはそのためです。

目の組成はたんぱく質と水、脂質で出来ています。たんぱく質も脂質も、実は熱に弱い組成です。40℃を超す湯水に浸かっていたら温泉卵が出来上がるように、たんぱく質は熱で変性してしまいます。脂質に至っては35℃で融解しはじめ40℃で液状化するのが一般的です。

つまり、パソコンによる目の疲れは許容オーバーした“熱”により侵されていると言えます。この疲れの処理には“熱”をいかに効率よく除熱するかがカギとなりそうです。

たんぱく質も脂質も、食べ物の場合(鮮魚など)であれば“熱”により鮮度を無くし傷んでいきます。その鮮度を保つためには冷蔵保存するわけですが、今のところ氷水による冷蔵保存が細胞も壊さず生きた状態で保存が可能であり、最も優れた方法です。これはヒトの組成においても同じたんぱく質なので例外ではありません。目に限らず、関節や筋肉が疲労あるいは故障した部分は氷水によるアイシングがとても効果してくれます。何億万プレイヤーのメジャーリーガーも、投げ終わった後は未だに氷水でのアイシングを行っていますね。あれだけお金持ちでなんでも買える人ですら、氷で氷冷するわけですから、氷の効果に変わるものはないということなのでしょう。

ということで、今回の症状「目の疲れ」にも、氷水を使いアイシングをしていきます。

余談ですが目疲れの快適グッズで、電子レンジに媒体を入れて蒸気で目を癒す…というようなものがありますが、蒸気はご存知のように周りの熱を奪ってゆく性質があるため、蒸気が出ている間は温かく感じても実際は冷却していることになります。それゆえ、これは有効といえるでしょう。ただし、蒸気で冷却できるエリアは皮膚の表面温度を2~3℃ほど下げる程度のものなので、氷によるアイシング効率には及びません。

※そう思って該当商品の商品開発に問い合わせたところ、計測結果皮膚表面が40℃に維持されるとの回答で潜熱を活用できていないようなので、こちらも使わないほうが良いでしょう。

一方類似品で蒸気が出ないで媒体が熱をもち、これで目を温めることで疲れを癒すといった快適グッズがありますが、温かい感じが癒されているように思えるのは解りますが、実は熱エネルギーによって疲れを増長しているメカニズムは説明した通りですので、疲れ目に対して火に油を注ぐようなことになり、こちらは間違いといえます。お気をつけください。

それではやり方の説明を動画で解説しながら説明いたします。
1. 氷のうまたはビニール袋で氷袋を作ります。氷:水の割合は7:3ぐらいを目安にし、どちらも空気を抜いて平らにすることがポイントです。

2. 氷のうであれば直接目の上に氷のうを当てます。ビニールの場合は冷たすぎるので小さめのハンドタオルを濡らして絞り目の上に乗せ、その上にビニール袋を乗せましょう。

3. 頭部以外は温かく保つこともポイントです。体幹部をしっかり毛布等で保温し、目を20~30分ほどアイシングしてください。

4. アイシング直後は目がショボショボしますが、数分で解消し、目の奥にあったモヤモヤ感がスッキリします。

※要注意
氷水以外の保冷剤やアイシングパックは代用になりません。危険ですのでそれらを目に使用するのは絶対に避けてください。

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