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【スキースノーボード競技における首の障害の影響】

むち打ちのメカニズム

さて、スキースノーボードを激しくライディングした翌日、首が痛くなって動かないという経験は誰でもあると思います。これはどういったメカニズムで起こるのでしょうか。
交通事故におけるむち打ちも同様の発生機転ですので、現在事故由来のむち打ちの方もお読みください。

まず機能解剖的なお話に入る前に、基本的な物理のお話をしておきます。
慣性の法則というのは誰もが聞いたことある話だと思います。詳しく聞かれますと私も答えられないんですけど、簡単に言えば↓の図のようになります。

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物を載せた台車が急にストップすると、物だけに前進するエネルギーが残っているので前に飛んで行ってしまいます。写真のトラックは急ブレーキでコンテナの中の物体が慣性力で運転席を押しつぶしたものです。

コップに入った水を急に右に動かせば、水は真ん中に残ろうとする位置エネルギーが残っているのでコップの左側に水が集まって見えますよね。地球上の物体には重力がありますので、どの物体にもこの慣性力が必ず働いています。この法則をよく覚えていて下さい。

次に頚椎の形を見てみましょう。
まず始めに頚椎の全体像を見てみます。一番上に乗っているお皿は後頭部です。本来は写真のように頭蓋骨がドシッと載っています。ちなみに赤い線は椎骨動脈といって脳に栄養を送るとても大切な血管です。

column2

しかし、一番上と二番目の間にはその椎間板がありません。
それによって、自由度が増すため頭の回旋は殆どこの頚椎一番と二番で行っています。

column3

一方、自由度が高い分、そこをつなぎとめる力が薄いため、外力を受けてバランスを崩しやすいというリスクもあります。むち打ちの殆どは、ここのバランス遺失であると思っていいでしょう。

つづく

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加藤整骨院