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院長コラムcolumn

劇団空間演技のトレーニング指導

  • コンディショニング
  • 2016.04.11

劇団空間演技のトレーニング指導

今年1月末、めずらしい人から一本の電話が入った。

劇団空間演技を率いる演出家からだった。内容を聞くと「4月29日からラグビーの舞台をやる。それにむけて役者の身体をラガーマンの様に逞しくしてほしい。」との事でした。

以前まで務めていた弟子たちが当院を巣立ってからというもの、施術者はわたし一人になり、忙しさのあまり診察以外の仕事はすべて断ってきていました。でもこれはちょっと面白いと思って仕事を受けました。元々絵画や舞台鑑賞等、芸術は好きな方なのです。

初めての指導日は2月中旬でした。

スポーツ経験者が数人はいたものの「身体を大きくする、高強度にトレーニングする、筋肥大の方法…」等々説明していると、団員の頭の上には“???”が出ている様な状況でした。まったくのゼロスタートです。

トレーニングとは何か。1から教える必要がありました。ラガーマンの体型をイメージしながら座学とトレーニングの実践を数回にわたって行います。仕事の合間でやることは、なかなか身体に応えるものです。ですが劇団員の真剣さに心奪われ、それとは裏腹に自分の指導熱もどんどん高まりました。

劇団空間演技のトレーニング指導

胸や脚、肩、背中とパーツに分けてトレーニングを指導し、痩せている者はとにかく食べさせ、太っている者は糖質を制限し絞らせます。トレーニングなんて理屈はある程度しか必要なく、細かいトレーニングテクニックはもちろんあるんですけど、一番大切なのは「成果を出す!」という気持ちです。

指導から四週目。彼らの体つきは明らかに変わってきました。

劇団空間演技のトレーニング指導

ぷにゅぷにゅだった腕が丸太のように大きくなり、細かった役者は10キロの増量に成功して別人のように大きくなっていました。役者の集中力というのは凄いものです。

さて、トレーニングに関しては仕事ですからこうやって短期間に成果を出してあげることは出来ますが、困った事にわたしのラグビー経験を元にスクラムも指導してほしいという事でした。確かにラグビーの名門高校でプレー経験はありますが、何せ20年以上も前の事。

それ以来はボールにも触っていないしポジションはバックスなのでスクラムの事は本当にうる覚え。そこで、高校の同期に連絡をして協力を得る事になりました。同期はわたしと違ってラグビーエリート。

中学、高校、大学、社会人とすべてにおいて第一線で活躍したMr.ラグビーとも呼べる奴です。ポジションもフォワードなので指導も的確です。

劇団空間演技のトレーニング指導

※画像はスクラムの鍛錬法の一つ。母校H高校ではこれを“ロクボク”と呼んでいました。とてもキツイ練習で思い出すだけで冷や汗が出ます。笑

4月に入って指導から約2カ月が経ちました。

あれから役者さん達はさらにデカく逞しくなり、スクラムも低く均衡のとれた良いスクラムを組めるようになりました。気合いと同時にぶつかりあう時の迫力は、未経験者には見えないほど迫力があります。是非ともラグビー経験者にもみてほしい自慢のスクラムです。

個々の力が一つとなって、気持ちの入ったスクラムをみているうちに、2カ月間ではありますがこみあげてくるものがあります。まだ作品をみていないのに。年なんですかね。

最後までトレーニングと舞台稽古を追い込み、素晴らしい舞台にしてほしいと願います。私も個々のパーソナルトレーニングは経験がありましたが、15~20人もいる人達を一気に請け負うというのは初めての事です。とても良い経験になりました。みんな、ありがとう。

劇団空間演技のトレーニング指導

知る人ぞ知る演劇界の巨匠、岡部耕大先生の脚本。
メガホンをとるのはそのサラブレッド岡部大吾監督。
物に溢れすぎた現代だからこそ、昭和の時代を生き抜いた男達の思いが心に響きます。

劇団空間演技52回公演
『ラガー狂乱罪の男達』
4月29日から公演開始。是非八幡山ワーサルシアターにお越しください。

◇あらすじ
薄暗い空間に音楽が轟く。それらは激しく、静かに、悲しい音楽である。
一人、また一人と過去と未来を語っていく。それは夢であり、空想であり、史実である。
監督が叫ぶ。―――ラガーは戦死覚悟の決戦である―――。思いと肉体が躍動するとき、再び歴史が震える。

◇出演
有賀洋之/今井徳太郎/小林太一/中島文博/山本翔三(以上劇団空間演技)
内山鷹志/遠藤杏梨/片柳良太/橋本利貴/深作亮太/松木敬典/松永伊織/森謙人/徐頼子
五十嵐明(劇団青年座)/青海衣央里(東京タンバリン)/小池雄介(アニマエージェンシー)/高橋裕太(津田記念日)/久行しのぶ(タテヨコ企画)

◇スタッフ
音響 三木大樹
照明 小林隆志
美術 阿部一郎
舞台監督 櫻岡史行
チラシイラスト 小幡隆治
ラグビー指導 加藤進
振り付け 高橋昭博
協力 岡部企画
企画・制作 空間演技

◇場所
八幡山ワーサルシアター

◇アクセス
京王線「八幡山」駅徒歩1分

◇料金
3,500円(前売当日共に)

◇タイムテーブル
4/29(金) 19:00
/30(土) 14:00
5 /1(日) 14:00/19:00
/2(月) 14:00/19:00
/3(火) 19:00
/4(水) 14:00
/5(木) 14:00/19:00
/6(金) 14:00/19:00
/7(土) 14:00
/8(日) 14:00
※開場は開演時間の30分前

◇お問い合わせ
044-933-9754(岡部企画事務所直通)
kukan.engi@gmail.com

P.S
劇団の皆さん、無事に終わったら打ち上げにいきましょう(^^♪

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