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膝の救世主になるカトセイ体操「ニープッシュ体操」

  • 膝の症状
  • 2021.11.12

当院にお越しになる患者さんで腰痛の次に多いのが「膝の障害」です。
関節変形も進み歩くのもままならない状態で来られる方も珍しくありません。

障害の度合いにもよりますが、そのような方達に指導するのが本日紹介する「ニープッシュ体操」です。とってもシンプルな動きですが、これをやりこむことで、変形性関節症と診断された方、また手術を目前と控えていた方など、多くの方が奇跡的な回復を遂げたスペシャル体操なのです。

カトセイに寄せられた膝を患われた患者さんたちの声

手順は動画の通りに行ってください。

普通、膝を痛めたら病院の先生に

「無理しなさんな」
「荷重をかけないように」
「運動を控えるように」

という指導を受けますね。
ニープッシュはその名の通り「膝を押す」という意味ですから、真逆の荷重をかける運動になります。当院には大体の方がいくつかの病院に通院してから相談にきますので、初診時にこの体操を教えるとビックリされます。

免荷をすると弱くなる一方

免荷とは荷重を免除するという意味で、例えば大きな骨折をした場合に広範囲なギプス固定をします。この時足を着かないように指導され松葉杖での移動になりますが、それも免荷のうちのひとつです。
大胆な亀裂が入ったような骨折であれば初期に免荷は必要なケースも、もちろんあります。しかし人間は重力に抵抗するからこそ力を保っているのであり、その抵抗力が強い人は若く生命力が強いということで、抵抗力が弱い人は弱い、または老化していると考えられます。重力に抵抗する力をすべて失った状態は「死」を意味します。

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宇宙では骨の老化が10倍速い?重力と老化について

つまり免荷が必要と判断するような障害の場合は、必要最小限にしていかないと局所の脆弱化(老化)が始まっていきます。例えば足をギプス固定して3カ月ぶりに外した時、かなりやせ細ってしまうのは多くの方が知っていると思いますが、これがいわゆる脆弱化であり、膝にとっても同じことが言えるわけです。

関節は荷重を受けて強くなり機能する

体重70キロの方が歩くと仮定すると、いつも膝関節には相応の荷重がかかっているわけで、しかも上下の振幅運動や着地時の衝撃も受けますから、70キロ以上の力がかかることも日常です。膝関節はそれに耐えれる機能構造をもっているわけですね。
そして、その歩行時の膝関節にかかる荷重抜重運動によって、関節内循環というものが活性化され関節の良好な環境が整います。
関節内循環とは関節液の循環のことです。これには関節軟骨が大きく関わっています。関節軟骨は海綿状組織といって、まるで台所スポンジのような形状をしています。関節軟骨はいつもヒタヒタに関節液で潤っています。
関節液には粘性があります。まるで水で薄めた台所液体洗剤をスポンジがヒタヒタに吸っている状態をイメージしてください。

荷重時に圧縮された関節軟骨は関節上下の衝撃緩衝のため、それによって飛び出した関節液の水圧がその役を担います。またその時たっぷりと栄養を含んだ新しい関節液が関節組織から新生され、抜重時にスポンジが戻るとき、その栄養たっぷりの関節液を軟骨が吸って関節軟骨の鮮度を保っています。
※参考資料エンタープライズ構造医学の原理

また関節液は運動で発生する熱の運搬処理や冷却作用を担うため、この関節内循環が起きないと栄養を吸収できず熱の処理が出来なくなります。つまり、痛みに恐れ免荷したまま膝の運動をしなければ、関節は好環境を維持できず骨が脆くなり老化へ一直線ということになります。

膝の回復には正しい荷重が欠かせない

難しくなってきてしまったので深堀はこの辺にして、関節の好環境を保ち回復を促すには荷重と抜重が欠かせないということを覚えてください。そして生み出されたのがこの「ニープッシュ体操」です。
ニープッシュ体操がある程度回数をこなせるようになり、深く曲げれるようになったら歩行の訓練をはじめ、そして痛み無く1時間の連続歩行ができるようになったら「根本治癒した」と言えるでしょう。動画を参考に注意点をよく守り、トライしてみてください。

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