椎間板ヘルニアは腰痛の原因ではありません!迷信を払拭しよう

椎間板ヘルニアだから治らない。腰椎の変形があるから痛む。椎体の間が狭くなっているのが原因、軟骨がすり減っている、痛めたら安静にしていたほうが良い…。

腰痛で病院に行くと、概ねこの中のどれかを診断され、腰を温めたり牽引したり手術を勧められたり、コルセットをさせたり、温める割には帰りに冷シップをもらったりといった対応がとられています。(病院の対処はほぼこの中のどれかに該当します。)

当院には、これらの対応で治らなかったという方が多くいらしています。

腰痛患者の推移

腰痛患者の推移

厚生労働省(旧厚生省)が1986年から統計を取り始めて以降、この30年間で57%も腰痛患者が増え、慢性腰痛患者1人当たりの治療費は年間85~180万円に上るというデータがあります。
医学は発達しているはずなのに、どんどん増えていく腰痛患者。何かがおかしく歯車がくるっていると思いませんか?

この業界で長くこの現状をみてきて思う事は、腰痛の処方については本当に間違えだらけで、むしろ悪化させてしまうような理解しがたい事が数多くある事実。
なんとかならぬものかと頭を抱えてしまいます。

腰痛にまつわる迷信をいち早く解決していくために、世界各国からあがった調査の結果をみていきましょう。
その内容に驚くと共に、こと腰痛に関しては、いったい日本の医療はどれだけ遅れているのかと疑問に思うことでしょう。

あなたがもし、椎間板ヘルニアが不治の病と脅されても、腰椎に変形があるから治らないと言われていても、坐骨神経痛は治らないと言われていても、もう恐れる事はありません。

腰痛に悩まされているあなたは、この研究結果を読むだけでも癒されます。
それでは世界の腰痛に関する報告を見ていきましょう。

腰痛に関する世界の研究者からのエビデンス(科学的根拠)

① 急性腰痛患者200名、慢性腰痛患者200名、健常者200名を対象にX線撮影で仙骨底角を比較した結果、3群間に差はなかったことから、腰部前わん(反り腰)と腰痛とは一切無関係なので、医師は腰部前わんに関するコメントを控えるべきと警告。

② 腰痛患者100名と健常者100名を対象に腰部X線写真を比較した研究では、両群間の腰仙移行椎、脊椎辷り症、潜在性二分脊椎、変形性脊椎症の検出率に差は認められなかった。画像検査による脊椎の異常所見は腰痛の原因とは言えない。

③ 港湾労働希望者208名、急性腰痛の港湾労働者207名、慢性腰痛患者200名のX線写真を比較した結果、両群間の異常検出率に差がなかったことから、将来の腰痛発症を予測できず、放射線被曝するX線撮影は雇用者の選別には不適切。

④ 20~80歳までの腰痛未経験者98名を対象にMRIで腰部椎間板を分析した結果、少なくとも1ヵ所以上の椎間板膨隆が52%、椎間板突出が27%、椎間板脱出が1%確認されたことから、腰痛下肢痛患者の椎間板異常所見は偶然の可能性。

⑤ 20~80歳までの腰痛未経験者67名を対象にMRIで腰部椎間板を分析した結果、21~36%に椎間板ヘルニアが、50~79%に椎間板膨隆が、34~93%に椎間板変性が確認されたことから、椎間板の変形は腰痛の原因ではないと結論。手術の選択は慎重にすべき。

⑥ 18~50歳までの腰痛患者807名と健常者936名を対象に、腰部X線撮影で脊椎分離症の検出率を比較した結果、腰痛患者群は9.2%、健常者群は9.7%だった。脊椎分離症が腰下肢痛の原因と考えるのは非論理的。

⑦ 急性腰痛患者186例を対象とした3群比較検査によると、安静臥床群、ストレッチ群、日常生活群のうち、最も早く回復したのは日常生活群で、最も回復が遅かったのは安静臥床群だった。腰痛に安静第一は間違い

⑧ 21~80歳までの腰痛未経験者52名を対象にCTスキャンで腰部椎間板を分析した結果、年齢に関わらず35.4%に何らかの異常が検出され、40歳未満の19.5%に、40歳以上の26.9%に無症候性椎間板ヘルニアが確認。ヘルニアが腰痛の原因とはいい難い。

⑨ 60歳の一般住民666名を対象に胸椎と腰椎のX線写真を分析した結果、腰痛経験者の58.7%に、未経験者の57.5%に変形性脊椎症が確認されたが、両群間の検出率に差はなかった。老化よる脊椎の変形は腰痛の原因ではない。

⑩ 腰痛患者378名と健常者217名の腰部X線写真を比較した研究でも、両群間における変形性脊椎症の検出率に差はなく、加齢と共に増加する傾向が見られることから、変形は正常な老化現象にすぎず、腰痛の原因とは考えられないと結論。

⑪ 健常者41名を対象に腰部椎間板を5年間にわたってMRIで追跡調査した結果、物理的負荷(重量物の挙上や運搬・腰の回転や屈曲等)という従来の危険因子は椎間板変性とは無関係で、腰痛発症率はむしろ椎間板変性のある方が低かった。

⑫ 2年間にわたる追跡調査によると、坐骨神経痛を有する椎間板ヘルニアの手術は保存療法より有益とはいえない。職場復帰率や長期活動障害率においても手術の優位性は認められなかった。坐骨神経痛は手術を受けるか否かに関わらず時間が経てば改善する。

⑬ 腰痛の原因はいまだに謎だが、椎間板変性を腰痛の原因と考える脊椎外科医は23%のみで、その患者に固定術か椎間板置換術を選択すると答えた脊椎外科医はわずか1%。もし自分が患者なら99%が保存療法か放置すると回答。

エビデンスの説明

④、⑤、⑧、⑪は特に椎間板ヘルニアが腰痛の原因ではないとうことを確証するエビデンスです。
当院にも椎間板ヘルニアだから治らないと診断され、相談にこられた患者さんが多くいらっしゃいますが、腰痛の原因は他にあるので気にしなくていいと伝え、適切な治療を施すことでほぼ治癒していきます。

①、②、③、⑥、⑨、⑩においては、よく言われる変形性腰椎症、軟骨の減少、椎体の間が狭い、分離症や腰椎辷り症が腰痛の原因ではないという確証です。
年齢を重ねれば骨の形も変わるのは普通のこと。無駄にレントゲンを撮って被曝させているほうが問題という結論まであります。(私もそう思います。)

⑫は手術の無効性、⑬においては…、酷いものです。

これだけのエビデンス(科学的根拠)があがっているのに…

いかがでしたでしょうか。①~⑬まで研究機関からあがったエビデンスを記載してきましたが、これらはほんの一部で、関係するエビデンスをあげたら切りがないほどです。つい先日も、米国で腰痛における手術は99%無効ということが確認されたとのエビデンスが上がったところです。

当院でも、腰痛の患者さんを診て行くと、ずいぶんと腰に手術痕がある患者さんに会います。数十万のお金をかけて手術をしても治っていないという事です。

手術をすると“治る”ではなく、“手術をすると治る事がある”というのが正しい表現となります。最も、最近では椎間板の変形が原因で手術をするという医師も減ってきているとの話ですが、まだまだ往々にこれらの対処が行われています。米国では研究結果を基に、腰痛のガイドラインを作成し、根拠に基づいた医療を提供していこうとの取り組みがあり、成果を上げつつあります。

しかし、日本は半世紀も前からヘルニア説や腰椎の変形は腰痛の原因ではないということが挙がっていたのに、生命に支障のない障害のせいか真剣に取り合わず、未だにヘルニアや腰椎の変形が原因と診断する医師が殆どなのです。

その結果、腰痛を正しく診断していないため“腰痛は二足歩行をする人類の宿命”と結論づけるようにまでなっていきました。人類500万年の歴史の中で、生命がそんな欠陥を作るものとは考えられません。

腰痛の85%は原因不明と言われる現状

腰痛の85%は原因不明と言われる現状

現代医療では、未だ腰痛の85%は原因不明と言われています。何が腰痛を起こしているのかハッキリ答えが出ていないという事です。それでも腰痛になれば多くの人達は病院に通いますよね。通っている先の先生は、腰痛の原因はよく解らないと宣言しているにも関わらずです。

冷蔵庫に大量に余るシップをもらったり、有効との根拠が未だにない牽引療法をしたりして、何かが変わったでしょうか。何も変わらないから当院などの代替医療機関への相談が後を絶たない訳です。
症状に対して薬や注射などの対処療法をしているうちは、腰痛を根本的に解決する事はできません。痛みを作る原因もさることながら、運動や食事管理など、トータルで生活習慣を改善する事で根本治癒を迎える事ができます。

最近の動向=心の問題だから腰痛には精神薬

最近の動向=心の問題だから腰痛には精神薬

腰痛の85%は原因不明との事は紛れもない事実。
それではどこに原因があるのかと研究をすすめたのち「すべては痛みを感じる脳の問題である」とするのが流行のようです。

確かに、痛みを感じるのは脳ですし、脳の機能不全によって、腰痛をはじめ、全身に痛みが暴走するような症状があるのも事実。
確かにあるんですが、だからといってすべての腰痛を脳の問題として片付ける傾向は極端すぎます。

実際に、整形外科では腰痛患者さんに対し「心の問題」として精神薬を処方しはじめています。精神薬は依存性の高い薬物ですから、仮に痛みは遠のいたとしても、別の問題を後から浮上させてしまう可能性が大です。

身体の筋力だったり、関節支持機能だったり、そういう物理的なところが弱っていけば、身体に異常が出るのも当然のことで、こと腰だけそれは関係がなく、すべて心の問題と片付けようとしているわけですから、それはいささか疑問ですよね。

加藤整骨院の腰痛治療

当院の腰痛治療は「根本治癒」を目指していきます。
重力を基準にした身体のバランスチェック「レバーアーム検査」を行い身体の異常を検知。それを基に診療方針を決定し治療をすすめていきます。
割と早く痛みが消失する方がほとんどですが、当院の目指すところは根本治癒ですからそこで終わりではありません。「痛みが無くなる」と「根本的に治る」というのはまったく別の話なのです。

院長コラム:完全治癒と根本治癒

痛みの除去に努めるのは当然のことながら、なぜそのような状態になってしまったのかを分析し、腰痛を作る原因の除去を徹底しつつ、身体の虚弱な部分を強化。また食事内容にも言及し、ウエイトコントロールを実践してもらいます。

経過が進んでいくと、自分がどのような経緯で腰痛が良くなっていくのか、またどのような経緯が悪かったのかを理解し、未然に疾病を防止出来て、十分な身体強度を獲得します。このように自立した状態を根本治癒といいます。

当院で根本治癒を達成した患者さん達の声をご覧ください
http://katosei.com/voicecat/lumbago/

幾度も腰痛を繰り返したり、慢性的に痛みに悩まされたりしていませんか?
またヘルニアや腰椎変形症などと言われて不治の病と思いこんでいませんか?

恐れる必要はありません。
今度こそ、根本治癒を目指して頑張っていきましょう。
当院がいつでも御相談にのります。

加藤整骨院
http://katosei.com/

雑誌SKIGRAPHIC10月号に当院の特集が組まれています
http://katosei.com/column/column160913/