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交通事故とむち打ち損傷

  • 交通事故
  • 2016.03.29

交通事故とむち打ち損傷

交通事故におけるむち打ち損傷。連想しやすく誰もが口にする様なポピュラーな疾患ではありますが、現在でも尚むち打ち損傷による後遺症に悩まされる方は多く、その後訴訟問題までもつれるような案件が数多く存在します。

この事は、現代医療では交通外傷後のむち打ち症に対して、未だ満足な対処手段が無い事を証明しています。むち打ち症はレントゲンにはっきりと痕跡が写るわけでもなく、検査数値で異常値を出すわけでもありません。見た目に解る様な傷や腫れもありません。
あるのは患者さんの“症状”です。これによって医師も慰謝料を出す保険会社も打ち切りどころが不明瞭で、独断の基準で治療中断、示談交渉となり、後々もつれて訴訟問題に…という流れがほとんどです。

当院ではこのむち打ち損傷に対して一つの解があり、今まで多くのむち打ち症患者さんへ自信をもって対応してきました。

今回はこのむち打ち症についてお話したいと思います。

病院でのむち打ち対応

病院でのむち打ち対応は以下の通り
①レントゲンやMRI検査を撮る ②頚椎牽引 ③電気療法 ④温熱療法
⑤シップ、ロキソニン等痛み止め処方
ぐらいのものでしょうか。首にエリマキのようなカラー固定をすることもあります。

先ほど述べたようにレントゲンでは微妙な頚椎の位置異常を検出する事は出来ませんし、頚椎牽引は日本では未だ盛んに行われていますが世界のエビデンスではその効果は薄いと判定し“偽薬を飲んでいる効果と変わらない”とまで言われています。

そのため海外で頚椎牽引はほとんど行われていません。その他の電気や温熱療法も、痛み止めのシップやお薬もむち打ち症の原因を除去するものではありませんので解決する事が困難な訳です。
それでも首を引っ張り続けると、人の体は引っ張られる力に対抗しようとして関節がカチコチに石灰沈着させ固めてしまう事もあります。
事故後むち打ち症の訴訟問題が後を絶えないのは、こういった要因も含まれているでしょう。

交通事故とむち打ち損傷

慣性の法則からむち打ち症の実態を検証しましょう

交通事故とむち打ち損傷

頭の重さは5キロもあり、ボーリングの玉に例えるなら11~12ポンド。
ものすごく重い球が、頚椎のような小さな受け皿に乗っかって、それが落ちない様に筋肉や靱帯で頭と首を結束して成り立っています。

ですから頭をまっすぐにしていれば負担は最小限ですが、長時間下を向いたりしていると頭をつなぎ止めている首の筋肉に負担がかかる為、肩コリや痛みを訴えるようになります。
スマホを長時間うつむいていじっていると、首の筋肉が張ってきて痛くなるのはこういった原理からですね。気をつけましょう。

衝撃が加わった時一番ストレスがかかるところ

むち打ち症は「事故のような衝撃の際に首が鞭のようにしなって起こる頚部の障害」の事をいいます。それはもっともらしい様で曖昧な表現です。
鞭のようにしなって、いったいどこが障害するのかについて触れていません。
ここを読み説けばむち打ち症の本体が解ってきそうです。

衝撃が加わった時、一番ストレスが行くところは力の差が大きい所。つまり頭部と頚部の境目に一番の衝撃が加わります。頭部と第一頚椎は可動性に乏しいので、第一頚椎と第二頚椎の境目に力がそそぎ影響を及ぼします。頚椎は7個の骨で出来ていますが、第一頚椎と第二頚椎には椎間板がありません。

交通事故とむち打ち損傷

椎間板は上下の椎体をつなぎ止める役目を果たしているのですが、第一、第二頚椎間はそれが無い為に結束が弱く衝撃による位置の異常(いわゆるズレ)を残してしまいます。位置の異常を起こすと頚椎に通る血管や神経を引っ張り、頭痛や頚部痛など色々な不定愁訴を起こし始めます。

交通事故による頚部痛や頭痛などの症状は、ここの異常によって起こる事が多く、改善する事でほどなく症状が消失していきます。
しかし、この頚椎の位置異常はレントゲンやMRIで解るものではありません。病院の検査では判定できないのです。

精緻な徒手検査を訓練して初めて解ります。今の病院の検査は、レントゲン写真だけを眺めて患者さんの首を診ようとも触ろうともしません。
冷静に考えると、2~3分の診察で直接も触れず、そのものの実態が解る訳がないですよね。
経験を重ねていくと、どのような追突をされその時車のどこに座っていて、どちらを向いていたのか概ね知ることが出来ます。

最近話題の脳脊髄液減少症

交通事故とむち打ち損傷

交通事故後、なかなか治らないむち打ち症を「脳脊髄液減少症」と診断される事があります。
脳脊髄液減少症とは交通事故の衝撃で脳脊髄を包む膜に穴が空き、脳脊髄液が外に漏出する事で難解な頭痛やめまい、頚部痛などの諸症状を出すものです。

この脳脊髄液減少症とは最近出来た疾病名で、急激にこの患者数が増えています。
髄膜の漏出部分にブラッドパッチという血液凝固剤を注入するオペで対応するのですが、よくなる人もいれば、それでも治らない方が沢山いらっしゃって、その内の何人かが私の所へ相談に来ました。

そういった方は、先ほど説明したように第一頚椎の位置異常によって不調を起こしているケースがあり、実際頚椎の問題を除去する事で徐々に回復していきました。
中には完全な髄液漏があり、その方々は症状も強烈で当院では手に負えませんが、脳脊髄液減少症と診断されるも、髄液漏も曖昧でブラッドパッチも効かないような中間層の方達に当院は力になれるかもしれません。

事故後の脳脊髄液減少症も訴訟になる事が多く、専門家の間では大きな問題のひとつとなっています。

交通事故に遭ったら当院にすぐ相談して下さい

もし交通事故に遭ったら、まずはすぐお問合わせください。病院に搬送された後でも結構です。当院は交通事故の被害に対して自賠責保険で治療が可能です。つまり診察費用は相手保険会社が負担してくれます。漫然とシップや牽引で対応していても、良い結果が出ないのはすでに述べたとおりです。

早期に治療し早期に回復。これにつきます。当院には提携弁護士さんもいます。これによって法的な不備もありません。お身体の不安な事はわたしに、法的な不安は顧問弁護士さんに相談する事ができます。
いつどこで事故にあうか解りません。覚えておいて下さいね。カトキチでした。

泉総合法律事務所

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