下着の締めつけは呼吸障害を起こす

下着において男性と女性の徹底的違いは…、ブラジャーをつけるかつけないかですよね。(一部のお姉系を除いて…笑)しばしば女性には“呼吸がしづらい”“息苦しい感じがする”“胸が締めつけられる”など換気障害を起こす方がいます。もちろん更年期であったり、他の理由からも起こすことがありますが、特に多く感じるのは、このブラジャーに起因する換気障害であると思っています。今回はそのことについて追及してみましょう。

胸郭の形と呼吸の仕組み

息を吸えば胸が広がり、息を吐けば胸が小さくしぼみます。胸の部分を構成する骨は肋骨ですが、筋肉だけではなく、その肋骨から大きく広がったり縮まったりしているのが手を触れると解ります。ということは、肋骨は呼吸に関連する骨ということが理解できます。
さらに手を触れたまま呼吸を大きく三回ほど繰り返してみて下さい。

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一番大きく動いているのはどのあたりでしょうか。肋骨を三等分すると、下三分の一が一番大きく動き、中三分の一、上三分の一と順々に動きが小さくなっていくのが確認できると思います。これが通常の呼吸時の動きとなります。

※もしこの動き方が別に感じる(上部の方が大きく動く)、動きが固く浅い呼吸しか出来ない、という方がいれば要注意です。疾病に移行する前にこのコラムをよく読んで、未然に呼吸器疾患を防止しましょう。

下着のバンド部分に注目

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下着のバンド部分は、どの辺にかかるでしょうか。調度肋骨の下三分の一あたりにかかります。先ほどの呼吸運動では、下三分の一が一番大きく動かなければならない場所であるのに、そこにバンドの束縛がかかり、呼吸運動を妨げてしまうのです。つまり、バンドが強ければ強い程息苦しいと感じるはずなのです。※感じなかったらこれもまた要注意。長年の着用で感覚が麻痺してきています。

特に若い女性に多く見られる、ワイヤー入りで胸を大きく見せる為に中央に皮膚を引っ張り集めるような下着のタイプは、この状態を強く助長させてしまいます。一回二回ならまだしも、何年も着用していると、ほぼこういった呼吸器障害予備軍になることでしょう。

長期の着用で機能が低下してしまう!

始め下着をつけた時の事を思い返して下さい。なんだか違和感で苦しい感じをうけなかったでしょうか。それが正常な感覚なのです。それが段々と大丈夫なように感じてきますが、実は肋骨自体は高ストレスにさらされていて、バンドで結束された部分だけ成長障害を起こしていたり、呼吸時にそこだけ動きが悪くなったりしています。

この時点ですでに息が吐きづらいなどの異常が出ているはずなのですが、その異常な状態が普通に感じているので、自分では自覚できる程の強い症状が出てくるまで気づけなかったりしています。自覚できる程の強い症状が出た場合は、病態が以前よりも進行している事になりますから、やはりそうなる前に原因を除いておくことが大切になるのです。

心臓の動きにも負担をかけている!?

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肋骨の中に入っている臓器はなんでしょうか。それは肺と心臓です。もし肋骨の動きが少なかったりすれば、その中にある肺や心臓はすべて影響をうけてしまうことになります。

肋骨が大きく膨らむ、縮むという力に同調するように、肺も膨らむ、縮むという運動を繰り返し、心臓もまた圧力の影響を受けているわけですから、肋骨の機能低下により動きの弾性を失えば、息がしづらくなるのはもちろん、心臓にも負担がかかり、動悸や胸の苦しさを訴えることがしばしばです。長期になれば内臓の弾性を失い、これら臓器の病変を起こしてしまう事は自明なのです。

声の発声にも影響する

当院には、声楽の学生さん(オペラなど歌を歌う人)が多く来院しています。女学生さんが中心なのですが、多くの声楽さんは、この肋骨の動きを改善させた後「声が出やすくなった。」「呼吸がしやすくなった。」と話されます。声はのどにある声帯を通って口から音が出ていますが、その音の勢いを決めるのは肺活量です。若い女学生さん達は、当たり前のようにキツイ下着を何年も着けていますから、肋骨の動きは大体上手く動かない人が多いのです。

そうなれば音域が出づらかったりするのも当たり前ですから、生徒さん達は悩まれる訳ですよね。イメージがつきづらい方は「ふいご」を想像すると良いです。ふいごの勢いがなければ、口から出る空気もうまくでないのです。肋骨の動きをよりスムーズにしていくためには、あるトレーニングが功を奏します。女学生さんに大人気のグッズを後ほどご紹介しますね♪

肥満にも要注意!

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これは下着と直接関係していないものですが、肥満になっても肋骨の動きを悪くさせ、呼吸器の疾患を起こしやすくなります。

肥満者のイメージといえば、暑がりでいつも汗をかいていて、息づかいが荒い方を想像しますよね。実際にもそういった方が多いのです。これを記事に関連して紐解いてみましょう。

まず、肥満になると肋骨も同時に広がります。これによって肋骨を縮ませる事に苦労をする事になります。そうなると肺には熱がこもっていますから、なんとか熱を出そうと呼吸を荒くします。それでも追いつかない時は、汗という形で体外に熱を排出している…、そんな姿だと思って下さい。ですから、肥満の方は、いくら下着を変えても自分の体自体が肋骨の動きを妨げていますので、少し頑張って絞る事が必要になります。

安全な方法を私はいくつか知っていますので、ご興味ある方は質問してください!

カトセイ的呼吸器改善方法を紹介します!

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①下着はバンドの緩いものをチョイス!
今までお話してきましたように、バンドの束縛が強いものは呼吸運動を妨げ、ひいては疾病を作ってしまいます。まずはバンドの緩いものをチョイスする事が第一歩。ノンワイヤーの物であったり、スポーツタイプのブラジャーなどが良いでしょう。最近ではユニクロさんからブラトップというキャミソールとパットが一体になったものが出ています。バンド部分がなくて、理想的な形ですね。色々な形が出てきてますので、苦しくなく自分にあった物をチョイスしてみてください。

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②呼吸器の障害はなんといっても深呼吸が基本
呼吸器の障害は、基本的に息が吐けない、吸えないという症状が主です。そういった呼吸が浅い方の為に、またはそういった障害に陥らないために、深呼吸はあります。

毎日20回程深呼吸をするようにしてみてください。徐々に効果が出てまいります。誰もが一度はした事がある深呼吸ですが、本当に正しい深呼吸方法をご存知ですか?もしご興味ある方は当院にお尋ねください。正しい深呼吸方法を指導させていただきます!

③声楽さんに大人気!呼吸器鍛練グッズ“スーハーダイエット”呼吸器をより強くする為に、当院では以前から呼吸器鍛練グッズを処方しています。吹矢のようにフーッと息を吐き、鼻から息を吸ってまた繰り返す。これを2週間継続するだけで随分と呼吸が楽になり、スタミナがついて生活レベルが向上します。

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声楽さんは、それによって声に張りが出るようになったと話されています。このグッズは、呼吸器の運動を改善させるだけでなく、鼻呼吸をマスターし、しかも腹式呼吸まで鍛えられるというすぐれもの。名前がスーハーダイエットなのは、腹式呼吸で腹筋をよく使う事により、お腹周りが絞れる事から命名されています。白、緑、ピンクと三種類ありますので、お好きな色をチョイスし、いつもカバンに携帯しておいてくださいね。声楽さんには、やっぱりピンクが人気です♪

④当院指定のサプリメント構医MSMを摂取
肺の作りは、特殊な弾性体の蛋白質で出来ています。その特殊な弾性体の蛋白質を合成し作り上げてくれるのが、MSMという物質です。長い間肋骨の動きが悪ければ、少なくとも肺の組成が弱くなっています。

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効率的に改善するには、こういった補助的手段がとても大切です。MSMは主にイオウ成分を指しますが、現代では食品から摂取する機会が非常に減ってしまったため、こういったサプリメントが必要となってきたのです。構医MSMは、その他にも関節を強化する作用、また炎症を抑制する作用があると言われており、関節痛を和らげることにも適しています。サメの軟骨やグルコサミンを飲んでいるよりはるかに効果的ですので、是非始めてみて下さい。

これらの事を実践し、呼吸器の問題を早期に改善していけますよう頑張ってまいりましょう!

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加藤整骨院