膝の回復には負担をかけないことが正しいの?

日曜朝の健康情報番組で、変形性膝関節症について特集されていました。
他の事をしながらなんとなく拝聴していたのですが、大筋としては、変形を防止するため膝に負担をかけない、つまり荷重を免れる「免荷」をするように努力しようといった内容で、最終的には失った軟骨は最新医療で再生できるといったキャンペーン活動に終始していたと思います。

具体的に免荷の方法は、”階段を利用する時は積極的に手すりを使おう”ですとか、”歩く時は杖を使おう”といった内容で、杖を使えば-10㎏の免荷(負荷軽減)手すりを使えば-15㎏の免荷になるとコンピューターを使いながら解説していました。

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また”O脚の方は変形性膝関節症になり易いので今のうちから負荷をかけすぎないよう注意が必要”とも話していました。

ところで加藤整骨院では今までに、難治といわれた変形性膝関節症の方が沢山治っています。極端な話、手術の予定まで入れていた方が奇跡的な回復を遂げた例もいくつか。この方達に当院が何を施してきたかといいますと、今回の放送内容とまったく逆の「積極的荷重」をかけていくことです。

つまり、手すりはなるべく使わない、杖もなるべく使わないという方針で治療経過をみていくということですね。これはいったいどういうことなのか?
今回はこの解説をしていきたいと思います。

当院に寄せられた膝の障害患者さんのお声をご覧になって下さい

70代女性・Iさん 「手術の悪夢からのがれる事が出来て幸せを得ました」

70代女性・Mさん 「悲愴感は今はなく、治る楽しみさえ味わっています」

※他の方のお声もたくさん届いています。
もっと見てみたい方は受付にある「患者さんの声」をご覧になって下さい。
またインターネットでもご覧になれます。

加藤整骨院:患者さんの声

O脚形成のメカニズムは荷重不足から起こる

テレビではO脚の人は変形性膝関節症になり易いと話していました。それは確かに事実です。
しかしO脚はどうやって作られて行くのかは知らないようですね。O脚というのは、概ね荷重不足から起こっていきます。O脚は膝に問題があると見る人が多いと思いますが、これは膝だけの問題で起こってくるものではありません。
骨盤を含めた下肢関節すべてが「ゆるみ」によって変形し、形成していくものなのです。

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ゆるみというのはどうやって起きるかと言うと、歩かない、負荷をかけないことで各関節の支えが悪くなってしまい、長期にわたることでO脚を形成していきます。
つまり、テレビで言っていたように予防と称してO脚気味の人が膝に負荷をかけなくなったとしたら、どんどんO脚変形が進んで変形性膝関節症を進行させてしまうことになりますね。

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テレビというのは現代になくてはならないものでありますが、だからといってテレビで発信する情報がすべて正しい訳ではありません。特に健康情報に関しては「本当にそうなのか?」という疑いをもってみる必要があります。またO脚解消のため膝関節にバンドをグルグル巻きにするグッズが売られていますが、あれはより膝を壊しますので絶対使用しないでください。

正しい荷重負荷によって膝の滑らかさを取り戻す

二足歩行である以上、膝には体重と重力負荷がかかり続けています。お年をとっても丈夫な人を想像してみて下さい。
誰も膝を大事にするために杖ついて運動を控えている人なんていないでしょう。
膝を含め関節は、正しい荷重をかけることで関節液が新生され滑らかな動きを達成します。膝の変形が進み動きがギクシャクしてきた方に、正しい荷重をかけてあげると、徐々に膝の滑らかさを取り戻していきます。

その正しい荷重の最も理想的な運動が「歩行」な訳です。ですから、毎日病院に行って電気をかけてマイクロ波で温めて、膝が腫れたら水で抜くなんてしていても、一向に治らないので「難治性疾患」(治す事の出来ない疾患)とレッテルを貼ってしまったんです。
お寄せいただいたお声にあるように、変形性膝関節症も正しい対処で克服できます。後は諦めず頑張る気力です。
現在治療中の方、克服まで一緒に頑張っていきましょう。カトキチでした。